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虚血性心疾患は病気の種類や程度にもよりますが、不十分になった酸素や栄養を確保する為に、次のような治療が行われます。 |
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薬物療法:内服療法 |
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内服薬により、冠動脈を拡張させ血流を確保したり、血管の緊張を和らげることで心臓への負担を軽減させる方法です。
薬物療法は、病気の症状や進行を抑えることは可能ですが、頭痛、めまい、血圧低下などの副作用が伴い、予防、治療効果はありません。比較的軽度の症状や発作時の対応に使用されます。根本的な治療ではありませんので、症状が重いと、薬物療法だけでは対応できなくなります。 |
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冠動脈バイパス術:外科的治療法 |
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冠動脈バイパス術とは、狭くなったり、詰まっている冠動脈に血液の通り道を別に新しく作る方法です。病変部をまたいで、新しい迂回路(バイパス)をつくり、大動脈と冠動脈をつないで、血液の流れを改善します。患者さんの太股などから静脈血管を切り取り、バイパスに使用します。胸をメスで切り開いて(開胸手術)治療を行なうため、患者さんの肉体的負担が大きく、傷跡も大きい上に、約1ヶ月の入院が必要です。 |
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カテーテル治療法:内科的治療法 |
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カテーテル治療法とは、カテーテルと呼ばれる細い管を心臓まで挿入し、狭窄や、閉塞した血管を広げる治療法です。心臓や血管にメスを入れずに冠動脈の血流を再建する内科的治療法で、虚血性心疾患に効果を上げています。主に、風船療法(バルーン療法)と冠動脈ステントがあります。局所麻酔(カテーテルを挿入する部分のみを局部的に麻酔する)し、カテーテルを足の付け根、ひじの動脈から挿入し治療するわけですので、患者さんの肉体への負担が少なく、年齢にかかわらず治療でき、傷跡が小さく、術後の回復が早いので、“日帰り”や2〜3日の入院ですむということもあります。外科的治療に比べ、同じ場所に再び狭窄(再狭窄)が起こりやすいのが欠点ですが、肉体的負担が少ないため、再狭窄が認められた場合、何度でも行なえるというのが利点の一つでもあります。 |
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PTCA(経皮的冠動脈形成術) |
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PTCAは外科的手術にかわる新しい内科的治療法として定着しています。動脈硬化で狭窄、閉塞した冠動脈を広げる手術で、“風船療法”と呼ばれています。先端に長細い風船(バルーン)のついた細い管であるカテーテルを通過させ、病変部で圧力をかけてこの風船を膨らませ、血管を広げる治療法です。成功率も安全性も高い治療法で、成功すれば、外科的治療法であるバイパス手術と同じ程度の効果が得られます。
しかし、再狭窄になる確率が30〜40%で、3か月後には再検査を受ける必要があります。この再狭窄率を抑えるために、次の冠動脈ステントが併用されます。 |
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冠動脈ステント |
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特殊な網状の金属を病変部まで運び、留置して広い内腔を確保します。
風船療法で充分に血管が広がらない場合は、特殊な網目状にした円形の筒またはコイル状の金属(ステント)をカテーテルの先端のバルーンにかぶせ、冠動脈の病変部まで運び、バルーンでステントを押し広げ、そのまま留置することにより、広い内腔を確保し、広げた部分を補強し、再び狭窄(再狭窄)が起こりにくくする治療法です。これにより再狭窄になる確率は20%程度に軽減されました。
(当社の冠動脈ステント「デュラフレックス」は治験において再狭窄率を大幅に抑える成績を収めることができ、販売を開始してからはその安全性・優位性で医療現場より非常に高い評価を受けております。) |
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ドラッグエリューティングステント(薬剤溶出ステント) |
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再狭窄率をいかに0%に近づけるか、これがカテーテル治療における最大の課題です。これに対する今もっとも注目をあつめている方法が、「ドラッグエリューティングステント」です。
冠動脈ステントは、PTCAに比べ再狭窄率を大きく軽減させることはできましたが、血管内に残したステントのストレスによる再狭窄という問題を残しました。
そこで考え出されたのがステントに薬を塗り、その薬によって再狭窄を抑えるという方法です。これが「薬が溶け出すステント」ドラッグエリューティングステントです。この治療法は再狭窄率を10%未満に軽減させることになりました。 |
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(ステントの市場規模は全世界で約50億ドル程とみられており、ドラッグエリューティングステントの登場で今後も増加していくものと考えられております。各メーカー共その市場に参入すべく、独自の技術を用い、より治療効果の高いドラッグエリューティングステントを開発しております。
当社においては、ステントに関して最も優秀な冠動脈ステントである「デュラフレックス」を保有しており、コーティングに関しても独自の優れた技術を既に確立しております。薬剤に関しても効果の期待できる数種類の薬剤があり、これらを用い、治療効果の優れた製品をいち早く上市すべく開発をおこなっております。) |